
『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
※6月の申し込みも受付中
(「開催日」の項目をご確認ください)

『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
※6月の申し込みも受付中
(「開催日」の項目をご確認ください)
日がやわらぐころ
喧騒の先で出会った一篇の詩
そこに紡がれているのは
世界の「向こう」でした
それは鳥に似て鳥ではない
それは風に似て風ではない
それは空に似て空ではない
それはそうしたものすべてに似ていて
それではない
しかし
科学であり非科学である
主観であり客観である
論理であり情動である
京都御苑にて詩を通じて考えを深める、「京都 読詩茶会」

すぐ役立つ知識は、すぐ役立たなくなる
現代において、即座に役立つ知識や、目に見える成果が重視されやすい風潮があります。そのため、日々の忙しさの中で、ゆっくりと深まる学びの価値を見失いがちかもしれません。
こうした状況の中、詩は趣味の領域にとどまり、人生や仕事、実践の場では活かされないとされることが多いです。
ところが、真の成功者たち、時代を動かす実力者たちの多くは、詩の価値を理解し、思考や判断の根幹に取り入れています。
また、時代を超え、多くの人びとを魅了してきた偉人たちに目を向ければ、彼らが辿り着いた共通の境地が詩であったことに気づかれる方もいるかもしれません。
例えば、
詩は歴史よりも優れ、またより哲学的である。
——アリストテレス
美以外は何ものでもなく、美は詩という唯一の完璧な表現を持っている。それ以外はすべて嘘だ。
——ステファヌ・マラルメ
詩は、あらゆる知の始まりであり終わりである。
——ウィリアム・ワーズワース
彼らにとって詩とは、思考の可能性を広げる営みだったのかもしれません。
一方で、人間の思考には新しいことを学ぶと、それを既に知っていることと結びつけて理解しようとする特性があります。そのため、学べば学ぶほど、自分が持つ知識の枠内でしか考えられなくなっていくのです。
実際、あらゆる方向から考えているようでいても、気がつけば誰もが思いつくような発想や、どこかで見たことのある結論に行き着いていることが少なからずあるのではないでしょうか。
このような思考の枠組みを超えていくには、知識にたよらない新たな視点が必要です。「答えのない時代」と呼ばれる今、あなたの思考の風景はどのようなものでしょうか。
『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
主催:京都文藝について
「京都 読詩茶会」は、京都文藝が主催しています。
京都文藝は、「国とともに人文知を守る」という理念のもと、まだ言葉にされていない機微を読み取る感性と、それを言葉で表す力をみがいていくための会員制コミュニティです。
また、哲学、美学、文学に代表される人文知の普及推進に取り組んでいます。

京都 読詩茶会
当会は、詩と茶の文化が一体となった新しい形の教養体験です。
古都・京都の中心、京都御苑の静謐な空間で開催される読詩茶会は、一般的な詩の朗読会や感想会ではありません。
選りすぐりの詩を「一服の詩」として味わいながら、参加者それぞれの感性と言葉をよりどころに対話を重ね、思考を深める場です。
取り上げる詩は月替りです。また、考えを深めるために設けられるテーマはその都度変わりますので、継続して参加することで、物事の捉え方に新たな広がりを実感されることでしょう。
見える世界を広げたいすべての方を迎える「京都 読詩茶会」。
詩を通じて、広がる視野と深まる知の体験をご提案します。
今月の一服(5月)
草間彌生 著 「すみれ強迫」 (青幻舎『画家の詩、詩人の絵』)
草間彌生 著「すみれ強迫」
青幻舎『画家の詩、詩人の絵』
詩というには、あまりにも鋭く、彫刻というには、あまりにも柔らかい——
世界的な現代芸術の巨匠・草間彌生が言葉で紡ぎだす世界。
そこに漂うのは、鮮やかさや反復、狂気とも言われる力とは少し異なる、 もっと静かで、もっと深い「何か」。
ある日 突然 わたしの声は
この一行から始まる詩的世界は、私たちが当たり前に捉えている日常の輪郭をそっと揺さぶります。
それは、単なる知識の積み重ねでは決してたどり着けない、創造性の源泉への入り口でもあります。
論理を超えた論理
情動を超えた情動
これらが示す世界を通じて、見える世界をともに広げてみませんか。

開催日
日程 | 今月の一服 | テーマ | 受付状況 |
---|---|---|---|
2025/5/24/(土) 14:00~16:00 2025/5/25/(日) 14:00~16:00 | 草間彌生 著「すみれ強迫」 青幻舎『画家の詩、詩人の絵』 ※詩のテキストは、お申し込み後に自動返信メールにてお送りいたします。 | 学びとは? | 申し込む 5/24(土)残席2名 5/25(日)残席1名 |
2025/6/28/(土) 14:00~16:00 2025/6/29/(日) 14:00~16:00 | 紀貫之 著「古今和歌集 仮名序」 ※詩のテキストは、お申し込み後に自動返信メールにてお送りいたします。 | 感じるとは? | 申し込む |
・毎月第4週の土日開催(14:00~16:00)
・各1回完結
場所:京都御苑
※集合場所は、お申し込みいただいた方へご案内いたします。
内容:
①事前にお読みいただいた詩について、参加者の皆様で感想を共有します。
②感想会終了後に、月ごとに設定されるテーマをもとに考えを深めてまいります。
定員:各回 7名
参加費:1回 3,000円(税込)
※銀行振込と当日現金払いからお選びいただけます。
※雨天の場合は苑内カフェに会場を変更します。喫茶代は別途ご負担ください。
後援:東京美学倶楽部
これまでの一服とテーマ
2024年
10月|井伏鱒二 著「山椒魚」(新潮文庫)
11月|ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 著「超訳 ヴィトゲンシュタインの言葉」(ディスカヴァー・トゥエンティワン 白取春彦 編・訳 )
12月|種田山頭火 著 「山頭火句集」(ちくま文庫 村上護 編)
2025年
1月|八木重吉 著「うつくしいもの」(彌生書房 『定本 八木重吉詩集』)
2月|種田山頭火 著「山頭火句集」(ちくま文庫 村上護 編)
3月|イケムラレイコ 著「黒」 (青幻舎『画家の詩、詩人の絵』)
対話テーマ:人生とは?
4月|宮沢賢治 著「春と修羅 序」(岩波文庫『宮沢賢治詩集』谷川徹三 編)
対話テーマ:大人とは?
京都 読詩茶会の流れ
今月の一服の紹介。
お一人ずつ、詩を読んで感じたことや考えたことを、共有します。
月ごとに設定されるテーマから、感じ取ったことや浮かんだ考えを言葉にしながら、参加者同士の対話を通じて理解を深めていきます。

主宰 渕山 紗衣からのメッセージ
当会で大切にしていることは、詩から受けた印象や感じとったことを自分の言葉で表し、共有することです。文学的な知識や解釈の正解を求めるのではなく、それぞれの素直な感想を大切にする場です。
毎月設定される様々なテーマについては、詩からの気づきをきっかけにしても、あるいは全く異なる視点から考えても自由です。大切なのは、自分の言葉で考え、言葉にすること。
他の人と同じ文章を読み、同じテーマに向き合うからこそ、ひとりでは気づかなかった、ものの捉え方に気づくことがあります。
普段何気なく使っている言葉でも、少し捉え方が変わるだけで、視野が広がることがあります。
言葉にすることで、ぼんやりと掴んでいたものの輪郭が際立ってくることがあります。
すると、思ってもみなかった美しさや情感に触れたり、今まで考えもしなかった物事の捉え方に気づくこともあるでしょう。
また、あなたの率直な感想が、誰かの人生や仕事に新たな着想をもたらし、問題解決のきっかけとなるかもしれません。
それぞれの感性と言葉をもとに、視野が広がる体験をともにできたら幸いです。
皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
このような方におすすめ
- 知的かつ感性的な体験を通じて人生の質を高めたい方
- 美しい日本語で紡がれた詩を通じて、洞察力と感性を高めたい方
- 従来の思考の枠を超え、広い視野と創造的思考を育みたい方
- 「ほんとうに美しいもの」を探求することに関心がある方
- 「真に価値あるもの」と「一時的な流行」を見分ける審美眼を養いたい方
- まだ言葉にされていない機微を読み取る感性と、それを言葉で表す力をみがきたい方
- 日常の喧騒から離れ、大切な問いと向き合う時間をもちたい方
- 時代をよみ、新しい価値を創造し、人生とキャリアを深めていきたい方
京都 読詩茶会で体験できること
※以下は、これまでの参加者から寄せられた感想をもとにしています。
- 複雑な状況下でも、本当に大切なことを見つめる視点との出会い
- 日常では気づきにくい微細な感性に触れるひととき
- 異なる視点や解釈に触れることによる思考の広がり
- 静寂と対話が織りなす特別な時間による思考の余白
- 言葉の奥にある繊細なニュアンスを感じ取る体験
- 想像力を刺激し、創造的に思考するきっかけ
- 感じ取ったものを自らの言葉で紡ぐ対話
- 物事を多角的に捉える視点の広がり
- 自己理解を深める問いとの出会い
- 文学を通じて感性を磨くひととき
参加者の声
- A・Fさん 30代(会社員):今まで考えたことがなかった新しい視点に気づきました。
-
読詩茶会前に感じていたことが、他の参加者の感じ方を聞くことで、世界観が広がったり、イメージが濃くなったり、影響し合う過程が楽しかったです。
「日本語を通して本当に美しいものの探究」や「詩を通じた本物の学び」を、初参加の2時間でしたが、渕山さんの言葉や、会自体を通して感じ始めることができました。
詩について感じたことを話すので、長い文学作品や本を事前に一冊読んでこないといけないといったような心理的ハードルがなく、短い文章から感じたことを自身の言葉で紡ぐのは何歳でもどんな人でもできると感じました。実際の会も自由に共有できる心理的な安心感を感じました。
- 匿名希望さん 50代(研究室秘書):思考を深め、言葉にする会だと思いました。
-
感じ取ったものを自らの言葉で紡ぐ力や自己理解を深める力が磨かれそうだと思いました。また、今回俳句と写真の共通点に気づくことができました。また参加したいです。
- 安達和央さん 70代(保安員):誤解を恐れずに発言できる、基本的な信頼感がありました。
-
行間でcommunicationできることが、読詩茶会の魅力だと思います。
人生の機微に触れる話題は、既に心ひらいた者同士でないとという観念に、少しく文化的衝撃でした。ゆたかなひとときを過ごさせて戴いたことをありがたく感じます。
- H・Tさん 60代(無職):知的交流と安心の場だと思いました。
-
他の参加者の多様な意見に触れることができました。全然知らない人と言葉を交わすことが楽しいと思える安心感は、主催者さんたちのフレームがしっかりしているからだと感じます。
- M・Iさん 50代(スクールカウンセラー):知識ではなく、自分の感性と考えで詩を捉えることの楽しさを感じました。
-
読詩茶会を通じて、繊細な表現を感じ取る力や語彙力、想像力、表現力、自己理解、多角的な視点、そして感性を磨く力が育まれそうだと感じました。
また、人それぞれの発想の仕方や詩の切り取り方の多様さ、人間理解の仕方などに対する気づきもありました。 - Y・Sさん 70代(無職):人生を深めたい、美しく生きたい、諦め切らずに求めている方がこんなにもいらっしゃるのだと改めて感じました。
-
真実を生きたいと思いながら、そうできていない方、でも諦めていない方、そしてどうしたらいいのかわからず踠いていらっしゃる方におすすめです。
それぞれの発言を、渕山さんの「聴く力 & 伝える力」で、背景の異なる複数人の方に共通言語としてフィードバックしていただけたお陰で、考えを共有することが可能になったように感じました。 - A・Tさん 40代(団体職員):素直に感想を言える安心感があったからこそ、自分が普段何に囚われているかにも気づけました。
-
思ったまま、感じたままの素直な感想や考えを言っていいんだと感じられる、安心感がありました。また、普段どれほど理性的な考えに囚われて、わかりやすい結果や手応えを無意識に求めているのか、そんな自分にも気づけました。
- 匿名希望さん(会社員):気づきの言語化とビジネスヒントの発見がありました。
-
今まで感じとっていながら、それを言葉にすることが難しかったことが、皆さんの感想を聞いたり、質問をしているうちに言葉にできました。新しいビジネスのヒントも得られました。
- 匿名希望さん(事業主):開放的な場所での共有は、自然の音と一体感があり心地よく、自然体で話しやすかったです。
-
屋内の閉じられた空間とは異なり、広い場所で鳥の声や風を感じ、時には散歩中の子どもの声も聞こえてきました。他の音が混ざっても違和感はなく、むしろそれらも、私たちの共有する感想も、すべてがひとつになっているような心地よさがありました。
- S・Uさん 60代(事業主):本を読むと誰かに話したくなり、他の人の感想が自分の考えを広げるきっかけにもなりました。
-
最初は「感想を言えるかな?」と少し不安でしたが、本を読むと自然に誰かに話したくなりますね!他の人の感想を聞くと「こんな見方もあるのか」と驚き、その気づきが自分の考えを広げるきっかけになりました。

よくあるご質問
文学的なことが分からないのですが、参加しても大丈夫でしょうか?
はい、もちろん大丈夫です。当会は、作品を文学的に読み解くことを目的とした場ではなく、感想や考えを共有する場です。感想や考えに正解も間違いもなく、特別な表現を求めることもありません。安心してご参加ください。
文学的なことが分からないのですが、参加しても大丈夫でしょうか?
はい、もちろん大丈夫です。当会は、作品を文学的に読み解くことを目的とした場ではなく、感想や考えを共有する場です。感想や考えに正解も間違いもなく、特別な表現を求めることもありません。安心してご参加ください。
雨天や暑い日、寒い日も屋外での開催になりますか?
天候によっては、苑内カフェでの開催を予定していますので、ご安心ください。通常は屋外での開催となりますので、体温調整がしやすい服装でお越しいただければと思います。
雨天や暑い日、寒い日も屋外での開催になりますか?
天候によっては、、苑内カフェでの開催を予定していますので、ご安心ください。通常は屋外での開催となりますので、体温調整がしやすい服装でお越しいただければと思います。
申込後にキャンセルしたい場合はどうすればよいですか?
限定人数での開催となりますので、できるだけキャンセルはお控えいただけますと幸いです。やむを得ない事情で参加が難しくなった場合は、お手数ですがメールにてご連絡ください。事前のご連絡なく当日欠席された場合は、今後の参加をご遠慮いただく場合がございます。キャンセルに関する詳細は、下記の「お申し込みに際しての注意事項」をご覧ください。なお、読書会が開催されなかった場合は、全額返金いたします。
申込後にキャンセルしたい場合はどうすればよいですか?
限定人数での開催となりますので、できるだけキャンセルはお控えいただけますと幸いです。やむを得ない事情で参加が難しくなった場合は、お手数ですがメールにてご連絡ください。事前のご連絡なく当日欠席された場合は、今後の参加をご遠慮いただく場合がございます。キャンセルに関する詳細は、下記の「お申し込みに際しての注意事項」をご覧ください。なお、読書会が開催されなかった場合は、全額返金いたします。
お申し込みに際しての注意事項
お申し込みに際し、以下の注意事項および免責事項をご確認いただき、同意されたものとみなします。
- お申し込みと支払いについて
・銀行振込を選択された場合は、開催日の1週間前までにお振込みをお願いいたします。
・現金でのお支払いは、当日会場にてお願いいたします。
- キャンセルポリシー
・キャンセルをご希望の場合は、メールにてご連絡ください。
・銀行振込でお支払い済みの場合、手数料を差し引いた金額をご返金いたします。
・以下の場合は返金いたしかねますのでご了承ください。
– ご連絡なくキャンセルされた場合
– 開催日当日以降のキャンセル
- その他の注意事項
・ 課題図書については、特段の記載がないかぎり各自でご購入ください。絶版等で入手困難な場合は、資料を別途ご用意いたします。
お申し込みに際し、以下の注意事項および免責事項をご確認いただき、同意されたものとみなします。
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・以下の場合は返金いたしかねますのでご了承ください。
– ご連絡なくキャンセルされた場合
– 開催日当日以降のキャンセル
- その他の注意事項
・ 課題図書については、特段の記載がないかぎり各自でご購入ください。絶版等で入手困難な場合は、資料を別途ご用意いたします。
主宰者
渕山 紗衣 (SAE FUCHIYAMA)
■京都文藝 主宰
■東京官学支援機構 理事
■東京美学倶楽部 京都支部 主宰
■比丘尼会 会員
現代自己啓発の理論的背景である実存主義に加え、現代思想と東洋哲学を学ぶ。
対人支援の経験と哲学や美学、文学に代表される人文知をもとに、経営者や事業部長クラスのリーダーシップ開発に従事。
また、東京官学支援機構に所属し、メタアカデミズム領域への支援を通じて、人文知の普及推進に取り組む。


『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名
『今月のテーマ:学びとは?』
5/24(土)残席2名
5/25(日)残席1名